フライミートゥーザチャッピーvol.2、ありがとうございました!
フライミートゥーザチャッピーvol.2 in 吉祥寺デイズ。ご来場いただいたみなさま、ありがとうございました!いや~、楽しかった。お客さんともたくさん話ができてナイスなクリスマスになりました!
チャピチャピチャッピーズはそれぞれが「何か新しいことやってみよ」的な感じで遊ぶというのが暗黙のルールみたいになってまして。
植田さんはあれですね。去年よりあからさまに上手くなってると僕は勝手に思ってるんですが、20年楽器やって素人目でみてもわかるくらい伸びるんだから「練習すれば何でもできるんだ」ってこっちも勇気が湧いてきますよね。
良平くんが好き勝手弾きはじめたときのギターが僕は大好きでね。彼のソロはこちらも自然とテンションが上がって合わせたくなるというか。ジャズやろうがロックやろうが彼のギターは野村良平なんですよ。
高野さんはリハ中に「ここどうしましょうかね」的な話になるとリードしてくれる影のリーダー。ヴァイオリンでテーマとソロをキメつつ、ボンゴのソロは完全にイリュージョンなので彼の演奏はぜひ観に来て欲しいです。
僕はお客さんに動画見せてもらったのですが、スネアがかなり好みの音で喜びましたね。去年は個人的に10年ぶりのライブで緊張していたのでミスらないよう無難に挑んだんですが、今年は去年より攻められたので楽しかったなと。
居酒屋で持っていたジョッキが楽器に代わっただけというのがチャピチャピチャッピーズなので。そんな楽しい気持ちを観に来てくれた人に少しでもおすそ分けできていたらいいな~と。今回来れなかったという方も次回予定が合ったらぜひ観に来てください!
そしてインドでガンジス川に飛び込んだ上甲くん率いるEscalera al Cieloにも感謝。自分たちがカッコイイと思える音楽やってる人と一緒にできるのはバンドとしてとても嬉しいことです。
最後にセットリスト載せておきますね。
チャピチャピチャッピーズのこと書いてみた
先月はチャピチャピチャッピーズという趣味で追い込まれ、今月は企業講演というビジネスで追い込まれる。ただ僕は追い込まれるほど燃えてくるMなタイプで、期間中にはやるべきことだけでなく先々やるべきことまで勢い余って片付けてしまう症候群!おかげで今日はやることがない「穴」のような日になってしまったので2018年一番楽しかった出来事、チャピチャピチャッピーズについて振り返ってみようと思う。
久しぶりのライブ+ジャズなんて知らねえわいや!っていうところからはじめたから練習はカルチャーショックの連発。「やってやるぜ!」という若い頃と変わらない勢いだけでスタートしたのが僕のチャピチャピチャッピーズだった。
ところが現役を退いて失ってしまったのはテクニックよりもむしろ自信の方で。僕は臆病者だからそれに気づかないフリをしながらテクニックのことばかり考えてたんだけども、そうするとね、くだらないことで緊張しちゃう。ミスったらどうしようとか。そんな低いレベルからのスタートだ。
でも夜中に一人であ〜でもない、こ〜でもないとドラムをポコポこしている時間は至福だったし、スタジオに入ってみんなと演奏すれば寝れないくらい楽しかった。
そんな中、観に行ったのがイエスタのライブ。そこで気づかされたのは演奏を通じてお客さんに何を持って帰ってもらうかが大事なんじゃないかということ。昔の僕は今よりも手足が自由に動いていたけど、伝えたいものが薄かったと思う。若かったしね。
じゃあ、今はどうかって。そこは年の功。あるんだな〜伝えたいことが。そこから心を込める奏法を自分なりに編み出して。これカッコ良い!って自信を持てるドラムを考えていった。そしたら余計ドラムが面白くなってきて、変な緊張は次第に消えていった。
本番のセットリストはたしかこんな感じだったかな↓
1、Autumn Leaves
2、It don't mean a thing
3、Take Five
4、夜空に願いを
5、アブラゼミ
6、All of me
7、Fly Me to the Moon
8、Armando's Rhumba
en、Stand by Me
写真はこんな感じだ!
ライブの細かいところは楽しすぎて覚えてない。「夜空に願いを」の主旋律は高野さんがヴァイオリンで弾いたんだけど、当日一回合わせただけで完璧に弾いちゃうんだからあの人、毎日何食ってんだろうね。Fly Me to the Moonのテーマは植田さんが直前のスタジオからいきなり弓で弾きはじめるし、良平くんのソロはジャズでも野村良平感がじゃぶじゃぶに溢れてるから彼のギターは底が知れないよ。僕の見せ場はTake FiveのドラムソロとAll of meの4バースソロ。それから曲間のMC(トークソロ)ってところかな。
ライブ中に垣間見えたお客さんの顔はみんな良い表情に見えて、後で話したら喜んでもらえたみたいで一安心。後日Twitterでもいくつか感想をいただいたんだけど「私も楽器やってみようかなって思いました!」っていうDMは嬉しかったな〜。
僕は「生きてりゃ色々あるけどさ、また音楽がやれてこんなに幸せだって。みんなにもそういうものがあったりするのかい?」っていうおこがましくも謎の疑問系スタイルで演奏していたのでそれが少しでも伝わっていたら、いとをかしが過ぎるよね。
ちなみに最近はジャズバーデビューを目指して練習中。先日、アフロキューバンっていうラテン系のリズムを教えてもらったんだけど、あまりの出来なさに吐きそうになったよ。でも僕はテクニックってライターでいうところの語彙力みたいなもんだと思っているので、一つひとつ身につけてまた良い演奏をしたいなと。
ああ、こんな清々しい気持ちで演奏できる日が来るんだから辞めて良かったんだよ。なぁ、チャッピー。なんて若かりし頃を振り返りながらスタジオへ向かう火曜日の午後。とりあえず今年は早めにジャズバーデビューしてセッション武者修行の旅に出る!
チャピチャピチャッピーズは次いつやるかわからないけど、リーダー植田の気分でまたやると思うので、その時は聴きに来てくれよな!
チャピチャピチャッピーズについて
はい、お久しぶり。いよいよ今週ですよ、チャピチャピチャッピーズのライブが。「年末にジャッズーをやるよ」くらいしか告知してないのに、あと2〜3名でソールドアウトなんだから植田、良平、高野ブランドはすごいなと。
ということで今日はチャピチャピチャッピーズというファンキーな名前でジャズをやることになったいきさつを当日来てくれるお客さんへ先にお伝えしておこうかと。
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とある夏の日の午後、中野の小汚ない居酒屋にて。植田さん、良平くんと三人で酒を飲んでいた。何か用事があったわけではない。暇だったからだ。僕たちは他愛もない話をしながら空調が効きすぎている店内で水っぽい焼き鳥をアテにチンチロハイボールを煽っていた。
僕は「周りの友達が結婚して遊ぶ人がいない」という嘆き、良平くんは「居酒屋ですぐに値段を聞いてしまう癖をやめたい」という悩み。植田さんにいたっては「誰かと話したいって思いながら毎晩一人で飲んでる」という趣きについて語った。
要するに、平日の早い時間から「最近どう?」的な話で盛り上がっている女子大生おじさん三人組の会合といったところだろうか。
やがて音楽の話になり「最近ジャズドラム習いはじめたんですけどクソ面白いですわ〜」と僕が話したところ。「え、じゃあ良平と三人でジャズやろうよ。スタンダードジャズのカバーかなんか。インストで」と植田さん。
僕は「いや、プロと一緒にやるのは怖いんで」と即答したが、良平くんは「俺めっちゃ優しいっすよ」とメガネをキラリと光らせた。二人からすると、プロのステージとは全く違うフラットな環境でゆるく演奏してみたいっていうのがあったんだと思う。
とはいえ僕も後先を考えない性分。やったことないことは全部やってみよう症候群なので、話しているうちにだんだん楽しくなってきて「やりましょう!」という流れに。その場で決まったバンド名はチャピチャピチャッピーズ。誰もバンド名にこだわりがないので、良平くんがフザケ半分で挙げた名前がそのまま採用されるというゆるさだ。
そんな成り行きを後日、高野さんに話したところ「え、何それ!俺ヴァイオリン弾こうかな」と言ってくれたからチャンス!スケジュールを聞いてみるとまさかの「空いてる」とのことで高野さんの参加が決まった。
そんな居酒屋のゆる〜い感じからはじまったバンドがチャピチャピチャッピーズ。「好きな曲を好きなようにやろうや」という感じなので、スタジオでは各々がやりたい曲をピックアップしてあ〜でもないこ〜でもないとカチャカチャ。聴けばみんなわかるくらい有名な曲ばかりやるから、ジャズとか知らんていう人も楽しめるんじゃないかと。
みんな本業が忙しいからスタジオは数回しか入れなかったけど、僕は最高に楽しかった。どれくらい楽しかったかっていうとスタジオに入った日の夜は、寝れずに一人で深夜ドライブに出かけてしまうくらい。
気心知れた仲間と一緒に演奏できるなんて幸せ以外の何者でもないなと。現役を退いて10年。たまにバンドのサポートをすることもあったけど、基本的にずっと一人でスタジオに入ってドラムを叩いていたから、人と一緒に演奏することがこんなに素晴らしいだなんて忘れてた。これが音楽の良いところだよなと。
誘ってくれた植田さん、良平くんには感謝しかないし、高野道場に通ってなければジャズのライブなんて出来なかったから、今後高野さんには足を向けて寝れない。
ということで12月22日(土)は吉祥寺デイズにて。曲はもちろん、この楽しさをお客さんに伝えたいので一打一打心を込めて演奏したいなと。ということでまた週末にお会いしましょう!
あと2〜3名だけどもご予約は僕のTwitterで承ってます↓
▶︎2018/12/22(土)@吉祥寺デイズ 「フライミートゥーザチャッピーvol.1」
OPEN18:30/START19:00 前売1800円/当日2300円
(出演)
チャピチャピチャッピーズ(仮)(Vn.高野玲Gt.野村良平Ba.植田大輔Dr.佐藤章太)
Escalera al Cielo.
ご予約はリプライ又はDMでどうぞ!
トークライブ バンドマン編を振り返ってみるよ
3月17日、中野440スタジオ「Emilyのべしゃり会」来てくれた方々、ありがとうございました〜。前回は「怒り」エピソードをフリートークしていくっていうラフな感じだったんだけども、今回はあなたの知らないバンドマン的な感じでお客さんに情報を入れながらトークしていくっていう実験的な会でございましたよ。
HONEBONEと僕がやっていたDRAWSは活動時期が10年くらい違うしジャンルも違うけど、バンドマンの99%は世捨て人。新旧バンドマンの実情的な感じで話が伝わっていれば、いとおかしかなと思います。
当日のエミリのトークは「べしゃり」というよりも「がなり」に近くて性格の悪さが際立つ会に。横で相槌を打ちながら「え、お前そんなこと思ってたの?」ってビックリした時もあるくらいのワンダーガールっぷりを遺憾なく発揮してましたね。
打ち上げではレモンサワーを飲みながら3人でアンケートに目を通していたんだけど「代弁してくれてるようでスッキリした」とか「もっと突っ込んでもいいと思う」的な意見もあり。「あ〜、あれでも言い過じゃないんだ」って正直ちょっと引いたよね。お客さんも結構良い性格の持ち主が多いんだなっていうことに気づかされました。
全体的にアンケートを見る限り好評はいただけたみたいだけども、まだまだハナシトークは発展途上。前回、今回と「なるほどね…」的なポイントがたくさんあったのでこれからもっと面白くなると約束します。
次回あたりから「トークライブに行ってみたい!でも一人は怖い!」という人が無理矢理友達を誘っても安心なくらいにはなってますので乞うご期待。
あと当日は予告通りに下衆な話が多かったけども、話忘れた面白トークや視点変わって感動したハナシもたくさんあったりするから、またバンドマン編は機会を改めてやれたらいいな〜なんて個人的には思ってます。
最後にまだ来たことないお客さんへ。性格が悪いのはエミリ、歪んでいるのは川口。見ればわかるけど僕は性格の良さ日本代表みたいな人間なので、ちゃんとした人も居るっていう安心感を持ってくれたら嬉しいです。
次回は4月7日阿佐ヶ谷ロフト。内容はまだ秘密だけども、会場中の笑いをカツアゲするべく企画中。正式な告知には出てませんが、後半のトークライブはハナシトークとして僕も出る予定です。
当日の「誰だお前感」を少しでも減らす目的でまた改めてブログを書きますね。
Twitterをはじめたのでフォローしてくれると嬉しいです
エミリ、川口、トークライブに来てくれるお客さんへ
楽しみにしていたトークライブは日付変わって明日。仕事ラッシュもひと段落で、次回への意識も高まってきたので今日はエミリ、川口そしてトークライブに来てくれるお客さんへ手紙を書いてみたいと思う。
まずはエミリ、トークライブのブログ読んだよ。君らしいナイスなブログだったな。俺は君が人気商売をやってる手前、ファンの人に誤解を与えてはなるまいと公の場では「良い性格」という表現させてもらってるんだけど、とうとう自分で言っちまったな。
お楽しみ会じゃないからよ。私の性格の悪さが詰まりに詰まった企画だから、そこを楽しめる器がないと、気分悪いかもね。でもこれがわしじゃ!
これがおもろいんじゃ!(エミリのブログより引用 )
お客さんの中には「そんなこと言って、エミリちゃん本当は超良い人なんでしょ」って思ってる人はまだまだいると思う。そんな人は全員トークライブに来てもらったらいい。必ず君の性格の悪さに気づいてもらえるはずだ。
俺だって35年生きてんだ。これまで「私、性格悪いよね」っていうファンシーガールにはたくさん会ってきたよ。でも「こいつは本当に性格が悪い」そう思えたのはエミリ、君だけだ。俺は言葉を仕事にしているから表現には気をつける方なんだけど、素直に伝えよう。君は本当に性格が悪いよ。俺が保証しよう。
今回のトークテーマはバンドマン。前回のトークライブで話が反れてバンドの話になった時、水を得た魚のようにあらゆる角度からディスってたよな。あの時のエミリ、正直ライブよりイキイキして見えたよ。俺も人前ながら君の話で爆笑してしまった。
恨み、辛み、蔑み、悲しみ…君は何しろ「み」のある話が得意だよな。今回もお客さんの爆笑をかっさらえるように最高のスルーパスを出していくから。ハットトリックを決めてくれよ。それじゃ、当日会場で会おう。
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次に川口、今朝チャットワークに書き込んでくれた大量のトークネタ、ありがとう。俺自身楽しみなものもたくさんあったし、君がトークライブでどんな話をしたいのかよくわかった。
でも川口、こういうトークネタの案出しって人間性が出るよな。「何かを憎んでないか?」俺は君のトークリスト見てそう思った。川口、君は歪んでるよ。着眼点がシュール過ぎる。君はぶった切るというより斜めに包丁入れる感じで世の中見てるよな。
なあ、川口。HONEBONEの黒歴史シリーズはまともなテーマだとして「ノンフィクションに出てほしい友人パンクロッカーTさん」って何だよ。闇が深すぎるだろ。それから「するめいかで風船事件」も何か悲しいよ。まあ俺が一番気になったのは「間奏でサングラス」と「きゃりーぱみゅぱみゅ不在事件」だけどな。
まあいいや、川口。ライブでは無言を貫き、顔芸とギターでやりくりしてる君だがな。居酒屋で繰り出すハイカロリーな爆笑トーク、お客さんに見舞って胃もたれさせてやろうぜ。大丈夫、エミリを抑えてつけてでもパスを出すから安心してくれよ。
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最後にトークライブに来てくれるお客さん。エミリに聞いたけど、前回来てくれた人の半分以上がまた来てくれるんだって?本当に感謝だ。ありがとう。ただ最前列に座る人はカッパを持ってきた方がいいかもしれない。なにせテーマは僕ら三人の共通項である「バンドマン」。ヒートアップしすぎて大量のツバが降りかかる可能性があるからね。
前回は「怒り」エピソードを面白おかしくフリートークで展開したけども、今回は面白いだけじゃ終わらせないよ。しっかり知識を身につけて帰って欲しいからね。テーマは3つ。
1、「バンドマンの身分制度」
どういう運びでバンドが結成されて、どういう段階を経て、CD発売やツアー、ワンマンライブなど皆の目に止まるようになるのか。お客さんには絶対にわからないバンドマンの身分制度について詳しく知って欲しいね。
2、「バンドマンの収益構造」
次はみんな気になるお金の話。ライブハウスノルマ、ギャランティー、チケットバック、CD売上、印税、物販、営業。華やかなステージとは裏腹にバンドマンが抱えているお金の話について実体験を元にカミングアウトしていきたいね。
3、「バンドマンと客」
良いバンドっていうのはファンを育てることができるんだ。じゃあ、そうでないバンドはどうなのかって。僕が見てきた様々なバンドの面白い客についても語っていこうと思ってるよ。
あとは時間があれば「バンドマンと女」の話もしたいね。女の人はもちろんだけど、彼女、嫁さんを寝取られないために男の人にも知っておいて欲しいよ。ステージ上のバンドマンに惚れてしまう現象を僕はフラッシュマーケティングって呼んでるんだけど、その仕組みを解説していくから男女ともに護身術として身につけておいて欲しいよ。
ちなみに僕も10年前は結構痛々しいバンドマンだったから自分のバンドを例に様々なエピソードを披露していく予定だよ。
当日内容は変わる可能性があるけど「バンドマンの身分制度」「バンドマンの収益構造」「バンドマンと客」を中心に僕ら三人のエピソードトークを混ぜてお送りする2時間。今回も楽しんで行って欲しいよ。
会場とか時間とかはHPでチェックしてくれよな!では当日お会いましょう!
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